カントリー家具に使用される木材の種類と特徴


家具(全般)の使用木材

ソファをはじめとするカントリー家具に使用される木材は、それぞれが特徴的であり、この特徴こそがカントリー家具たる所以と言っても過言ではないでしょう。

カントリー家具の多くはパイン材が使われていますが、これに限らず「ホワイトオーク」や「メイプル」、「ウォールナット」などいくつかの種類があります。ソファの骨組みや肘掛の部分もこのような木材が多いです。このページではソファなど家具全般において使用されている木材についてご紹介します。

パイン

松科に属する木は総称してパインと呼ばれており、白く柔らかな肌合いが特徴の木材です。パインには様々な種類があるのですが、カントリー家具の中には、シベリア産、バイカル湖近辺の針葉樹林帯から伐採された樹齢100年ほどのパインを用いているものもあるそうです。

シベリアという寒い苛酷な環境の中で育ったパインは成長が遅いために年輪が密となっており、きめ細やかな肌合いをしています。 中心に近い部分はほんのりと赤みがかかっていて、逆に幹に近くなればなるほど白くなっています。

年月の経過と共に両者の色の差が際立ち、これが複雑な表情になっていきます。パイン材はその硬度が柔らかいため傷がつきやすい素材ですが、それゆえに大事に扱うことで愛着がわいてきます。

ホワイトオーク

ホワイトオークは北米産の木材で、日本名では楢(ナラ)と呼ばれます。手づくり家具の素材として最も良く用いられる木として知られています。 また、太い導管がはっきりとした美しい木目を際立たせるので男性的な力強さを感じさてくれる木です。

堅くてどっしりとした重量感のある重厚な素材であるホワイトオークのきれいな木目は、和風・洋風どちらにもマッチするので、どのような空間でもマッチする家具に仕立てることができるでしょう。

余談ですが、ホワイトオークの柾目材はウィスキーの樽になる木としても知られており、切った断面からとてもよい芳香を放ちます。ウィスキーの香りはホワイトオークが作り出しているということがよく分かる現象の一つです。

ブラックチェリー

北米産であるチェリーは日本名だとご存じの「桜」です。吸い付くような滑らかな木肌を持ち、上品な木目ち磨きこむほどに艶が出るのでとても美しく人気のある木材です。ホワイトオークを男性的とするならば、ブラックチェリーは女性的なしなやかな質感を持った材と言えるでしょう。

その素晴らしさは、古来より家具の高級材として使用されていたマホガニーに並び称される賛辞を受けてきました。桜色の木肌が年月の経過と 共に深いブラウンへ変わり、木目もより美しく際立ってくるので、時が経つほどに美しさを増す神秘的な木材となっています。また、質感においても上質で、その風合いはスベスベの肌を触っているかのようです。高級感溢れる質感は化粧台にぴったりです。

メイプル (ハードメイプル)

北米産であるメイプルは日本名だと「砂糖楓(さとうかえで)」と呼ばれています。ホットケーキにつきもののメイプルシロップは、この木の樹液から 精製されているのは有名です。メイプルを切ると、その断面から甘い密の香りがしてきます。

メイプルの特徴はなんと言ってもその硬質な白い木肌と複雑に交錯する木目。白を基調とした洋風のナチュラルな室内には、メイプルの木肌がきれいに映えるので、洋風住まいの方々に人気のある木材です。 その白い木肌も年月の経過と共に飴色から褐色へと変貌していきます。時代を経て色が変わったメイプルもまた美しく、時を経ていろいろな表情を 楽しむことができるでしょう。

ウォールナット (ブラックウォールナット)

北米産であるウォールナットの日本名は「胡桃」。黒い木肌と華やかな木目がウォールナット最大の特徴となっています。 この色は人工的な着色では到底再現できないほど複雑になっており、夜に白熱球の下で見るウォールナットの美しさは一見の価値ありです。

場所によって色合いに大きな差が出るので、それらが自然のデザインを作り出してくれます。時を経ても色合いにあまり変化は見られませんが、 木目が徐々に浮き立ってきてより立体的な感じに変化していく過程を楽しむことができます。

家具材を代表する高級材であるウォールナットですが、その分所有する喜びを充分に満たしてくれる素材と言えるでしょう。ウォールナットを使用しているソファはスタイルや種類が多いですよ。